想定圧縮率って何?

新聞の不動産の折込チラシはとりあえず目を通しています。
多くが実需の戸建てや区分ですが、最新の不動産事情を知るのに最適の情報です。


想定圧縮率4

もう10日くらい前だと思いますが、B4サイズ12ページのすごい立派な不動産広告が入っていました。

想定圧縮率5

載っている売却不動産は都心の高級住宅地の区分と戸建てばかりです。

想定圧縮率1

赤坂のタワーマンションで、面積90㎡前後で、値段は2億円前後です。
都心の不動産が急激に上がっていると言われていますので、なるほどこれほど高いのかと、よくよく情報を読んでみると
「何や? 上に書かれている想定圧縮率92%とは・・・?!」

想定圧縮率2

この物件では、月額賃料と表面利回りの投資家にはおなじみの数字とともに書かれています。
大家さん仲間では、まず購入しない低い利回りです。
でも、想定圧縮率82%って高い方じゃないの? と、思いながら、12ページのチラシを隅から隅まで見てみると、説明が載っていました。

想定圧縮率3

相続税評価額の比較として、現金で1億5,000円を持っているのに対して
・1億5000万円の低中層マンションを購入すると、相続税評価額は約3240万円で、78.4%圧縮
・タワーマンション購入では、81.8%圧縮
・購入したタワーマンションを賃貸すると、86.5%圧縮と言うことなのでした。

タワーマンションを1億5,000万円で購入した人が亡くなり、相続した人が圧縮された相続税を払い終わり(もしくは払わずに)、その後1億5,000万円で売却できれば、確かにすごい相続税対策です。

でも、考えてみると、タワーマンションは1億5,000万円で買っても、資産価値は2,730万円しかないということですね。
不動産の実態価格と積算価格のギャップの利用です。
それを前面に出した広告にかなり驚きました。

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プロフィール

ドビー喜多川

Author:ドビー喜多川
吉祥寺に住み、吉祥寺及び中央線沿線を中心に5棟、5区分、合計64戸を私と妻と法人で所有し、すべて自主管理で運営しています。

2001年に区分所有を競売で購入してから大家業を始め、毎年1戸のペースで買い足して7戸にしました。“マンションは管理が命”と、管理組合に首を突っ込み、現在も理事長を1つでしています。
2008年、1棟物の購入を決意し、八王子の物件を取得。
2009年、念願の地元吉祥寺に1棟物をゲット。
2011年、港区の区分を実需として売却、それを頭金に国分寺の1棟物を購入。
2013年、駒沢大学の店舗・事務所・住居の1棟ビルを購入。
2014年、サラリーマンをリタイア。新所沢のアパートを妻が相続。杉並区の区分を売却。
2015年、職業能力開発センターのリフォームの学科を卒業。千葉市に野立ての太陽光発電(49.5kw)を開始。
2016年、入居者のいる12年前に購入した川口の区分を実需向けとして売却

所有資格:宅地建物取引主任者(資格試験合格)、第2種電気工事士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、2級知的財産管理技能士

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